しんかい2000潜水調査船システム
水深2000mの海底まで潜航できる有人潜水調査船「しんかい2000」は、支援母船「なつしま」と陸上基地との連携によって未知の深海を探り、人類の未来を拓きます。
この潜水調査船システムは日本の周辺海域で、新しい発見を次々と行っています。また、更なる潜水調査船の為の建造や、深海での音響機器の開発に貢献しています。
しんかい2000と支援母船なつしま |
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調査研究項目
海底鉱物資源の調査 | 石油、天然ガス、マンガンノジュール、燐灰土、鉱床等の調査 |
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深海生物資源の調査 | 底ダラ類などの未利用深海生物資源の調査 |
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海洋構造物の状況調査 | 海底ケーブルの敷設状況等の調査 |
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海洋物理学の調査研究 | 海運、気象及び水産などに関係の深い海中の水温、塩分、流向流速等の調査研究 |
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地球物理学の調査研究 | 地震予知等に関連する海底地形、海底構造、重力、磁力等の調査研究 |
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潜水調査船システムの特徴
- 母船搭載式潜水調査船であるため世界のどこの海域へも出向くことができる。
- 母船には、整備補給システムが完備しており、洋上基地の役目を十分に果たすことができ連日の潜航が可能。
- 1回の潜航で長時間の調査観測ができる。水深2000mまで潜航する場合の標準潜航時間は約8時間。
- SeaState3(波高1.25m)の海況下でも常時オペレーションが可能。SeaState4(波高2.5m)でも揚収可能。
- 電波、音波を用いた航法装置により、潜航位置などが正確に計測できるオペレーション情報システムの採用
しんかい2000
しんかい2000は1996.9.29時点で905回の潜航を行っています。
"3K 308" とは無人潜水調査船「ドルフィン3K」の潜航回数です。
支援母船「なつしま」
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