千明@アルゴンカン

DDG283型アルゴンカン号にようこそ
(本艦のモットー:百発百中)

本艦はアルゴンカン号の名を持つ二代目の戦艦です。ケベック州ローゾンで、ディヴィ造船会社により建造され、1973年11月3日に就役しました。アルゴンカン号は本来、対潜水艦戦用に設計され、その機能を維持していますが、現在は他のトライバル級の駆逐艦同様、近代的な防空指揮/援護任務部隊用艦船へと変化しました。新しい電気回路、推進力、そして戦闘方式で一新したアルゴンカン号は、このサイズの艦船としては、世界でも最も優れたものとなりました。

アルゴンカン号の二本の推進器軸は、四基のガスタービンエンジンで動かされています。本艦の二基の主力エンジンは、プラット・アンド・ウイットニーFT4−A2型で、25,000軸馬力あり、27ノット以上の速度が出ます。17ノット以下の経済速度の巡航の為には、570−KF型アリソン巡航用エンジンを二基備えています。このクラスの艦船特有の機能としては、異なった推進器軸を用いて、巡航用エンジンと主力エンジンをいっしょに動かせるということがあります。また本艦の主用電力は、750kwのソーラー・サターン・ガス・タービン三基と1,000kwGM149型ディーゼル発電器一基が供給しています。これは小さな町なら、全戸賄えるほどの電力です。

長さ全長426フィート、船幅50フィート、吃水16フィート
排水量5,120トン
航続距離(20ノットの速度で)4,500マイル

対潜水艦機能を維持しつつも、その主要任務が地域防空であるアルゴンカン号には、近代的なセンサーと武器を統合したシステムが非常にうまく装備されています。対潜水艦戦のためには、カナダ製の、船体搭載された、可変震度の超音波探知機を複数装備しています。この探知機はMK46型魚雷発射用の、二基の三重魚雷発射管を指揮するために使用されます。アルゴンカン号はまた、潜水艦と長距離武器発射のために、二機のCH124型シー・キング号ヘリコプターを搭載しています。

地域防空のためには、アルゴンカン号は二十九基の垂直発射標準型ミサイルを装備していますが、このミサイルは速度が音速3以上、射程距離は80km以上及びます。また本艦は20mmヴァルカン・ファランクス近距離武器システムを持ち、一秒間に六十発の速度で発射できます。水上あるいは空中での交戦には、アルゴンカン号は76mm口径オト・メララ超速射砲を装備しますが、この砲の速度は調節可能で、最大速度は一分間120発です。

アルゴンカン号は数台のレーダーを装備しています。長距離の対空捜索のためには、シグナアルLW−08レーダーを、水上捜索にはシグナアルDA−08を備えています。標準型ミサイルは、二基のシグナアル探知/照明発射管制レーダーに制御され、大砲は計量レーダー・オプトロニック指揮システムにより制御されています。そして航行のためには、二基のレイシオン・パスファインダー・レーダーが装備されています。

<以上「アルゴンカン」パンフレットより>
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