とっぴきぴー踊り[市指定民族文化財]
鴨居の八幡神社に奉納される「仮面里神楽」。
半農半漁の鴨居に150年ほど前より伝わる無言劇で、大漁、五穀豊穰、海上交通の安全を祈願し10年に1度奉納されていました。
舞台上では、掛け声や合いの手なども含め一言も発せられず、最初から終まで流れ続けるお囃子をバックに身振り手ぶりだけで物語が進行していきます。「とっぴきぴー踊り」の名前はこの鳴り続けるお囃子から付けられたと言われています。
「座」としては獅子退治、狐取り、もちつき、鯛釣があり、ばかとひょっとこの掛け合いで演じられます。ばかとひょっとこ以外にも各座毎に獅子、狐、狩人、鬼、おかめ、えびすが出てきます。