千明@GNF

(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF―J)(旧:日本ニユクリア・フユエル(株)(JNF))

2001年9月1日に社名がより社名が変わった様です。
2001年9月1日以前の内容の記述についてはJNFとして登記登録されていた時の内容です。

久里浜駅のそば、久里浜工業団地には「(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」と言う核燃料加工工場が有ります。具体的に何をしている工場か知りませんが(後に関係者から業務内容について概要を教えていただきました)、フランスから送られてきたプルトニウムは一度ここに運び込まれてから、「もんじゅ」に運ばれていました。
動燃の「もんじゅ」や東海村での不祥事により核神話が崩れた時、横須賀市としては、問題が発生するまでは特別な監査をするつもりは無かったようです。
2003年は、東電の全原発を止めなければいけない事態も発生しております。市の考えは変わっているのかな。

1999.10に東海村で臨界事故が発生してしまい、ここもにわかに注目を浴びてしまいました。旧JNFは、その業務内容からして臨界事故の発生は考えられないと嘯いていましたが、鉄くずを扱っているのではなく、明らかに放射性物質を扱っているのですから真摯に今回の事故を受け止めてもらいたいと思います。
また、事故が発生した場合、市民生活へ与える影響は大きいと言う事実を目の前にしたのだから、市が責任をもって安全を確認してくれると期待したのですが、横須賀市からも他人事のような対応しか返ってきませんでした。
この事故の後、安全性のアピールのためか同工場の見学会や防災訓練が開催されるようになりました。
しかし、見学会そのものは平日行われたため参加出来ませんでしたが、参加された方からよせられたその時の模様を紹介させていただきます。

2000.8.30には1区画となりのスクラップ工場で旧海軍の爆雷を知らずに(かなり朽ちていたため認識できなかった模様)切断機に掛けた為に大爆発が発生した事故も起こっています。今回、この事故の影響は無かったようですが、やはりGNF-Jには最悪の事態を想定した危機管理が必要だと思います。

JNF敷地内

業務内容の概要

>1.代表的な事業内容
原子力発電所で使う燃料を加工しています。
加工の内容は二酸化ウランを焼き固めてそれを金属の長さ4mの細いパイプに入れて溶接し、それを60本くらいに束ねるまでが一工程となっています。
>2.定期報告
横須賀市には排水の処理方法とか定期的に報告し、国(通産省)には月に一回位でいろいろなデータを提出してまた担当者による工場見学を実施しています。
>3.社員の健康管理
ふつうの会社と同じような健康診断を実施しています。
被爆検査と言うか、管理区域(放射線が少し強いところ)で働く人はみんなフィルムバッチというものをもっていてそれを体にくっつけて2ヶ月くらいのトータル量で被爆量を管理してます。これは病院のレントゲン技師(診療放射線技師)もやっているごく一般的なものです。
>4.米海軍との関係
米海軍との関係はありえない話です。
>5.避難訓練
周辺住民を含んだ訓練はやってません。
避難するということは、取り扱っている核燃料が臨界になる(これはウランが連続的に核反応を起こすことです)わけで、まず考えられません。
でも万が一臨界になった場合には警報が鳴るようになってます。
見学報告(99.11)
先週の11月8日(月)横須賀市の主催のこの会に出席しました.

申し込んだ人は320名で取りあえずこの日は第1陣として,午前に40名,午後に40名
でした.(これから,何回かにわけて見学会を実施するとのことです.見学を希望す
る方は,横須賀市役所環境課に連絡してみてください.)

市役所に 9:00 に集合し課長の簡単な説明を聞いた後で,市のバスで工場に向かいま
した.
工場見学は,説明の後で4班に別れて,約2時間使って,特に原料から原子炉の燃料体
を作る工程を中心に見学しました.

この工場では,濃度約3%の濃縮ウラン粉末(通称イエロウケーキ)を,まずペレット
と呼ばれる直径1cm長さ1cmの円筒状のものに焼き上げて,検査の後にステンレスの棒
につめて封入し,その棒をまとめて燃料体に組み上げいます.

原料は海外からの輸入が中心のようですが,先日事故を起こした茨城県の JCO から
も入っているとのことです.

納品先は茨城県と福井県の原子力発電所で,製品は陸路で運んでいる模様です.

説明では,ほとんどの工程が自動化されており,安全であり茨城県の JCO のような
事故は起こり得ないという説明です.

また,最初の説明では「臨界事故は起らない」と断言していましたが,質疑応答の中
で意図的に起こさないと起こり得ないと訂正しました.

質疑応答に時間を取り,当初の予定では11:40に工場見学を終了する予定でしたが,
12:20 になっても終了せず,私はつぎの予定があり途中で退席しました.

問題点

その1 説明では「原子力は安全だ安全だ」と強調ばかりしていました.
原子力が安全ということはあり得ないわけですから,危険なものを扱っているがこの
ように安全には配慮しているという姿勢が見られません.

その2 「原子力はクリーンなエネルギー,地球環境に優しいエネルギー」という説
明がありました.原子力発電所からの放射性廃棄物の処理の問題については,全く触
れていません.
> 各自に被曝量を測るバッジみたいなものは配られたのでしょうか。
これはありませんでした.
放射性物質を直接取り扱う工程(原料の濃縮ウラン粉末(通称イエロウケーキ)から,
ペレットに焼き上げてステンレス棒に封入するまで)は特別の管理区域になっており,
そこに入る際には,上にオーバーコートをつけて帽子をかぶり靴も替えました.
見学の最後に,原子炉の燃料となるペレットに見学者に直接触れさせていました.放
射能は通常受けるレントゲンの何分の一かだ(?)という説明でしたが,原子力が安
全だというキャンペーンの一環のようで,危ないなという印象です.
また,出るときには放射線を測定する計器の中を通りました.ただ,この計器は放射
性物質を持ち出していないのかどうかを判定するのが主目的という感じを受けました.
> 原料の納品、製品の搬送の頻度や時期については説明は有りませんでしたでしょう か。
> また、出荷待ちの製品の量や倉庫に眠っているウランの量などにも興味が有ります。
原料の納入と製品の搬送については,秘密になっているようです.
まず納入は,海外からが主なようです.「原料は各電力会社の所有物である」という
説明がありました.そして,ウラン濃度と燃料棒の仕様も,各発電所により違いがあ
るようです.したがって,燃料棒は注文生産であり,出来上がった段階ですでに納入
先が確定しているとのことです.
製品の搬出については,各県の公安委員会に届け出た上で高速道路を使います.トラッ
クが隊列を作り,その前後に,誘導車?が付くとのことです.衝突事故については時
速80kmでの衝突までは安全を確認しているとの説明でした.この搬出については公表
しないという説明です.


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chiaki