本日は、イージスシステムを搭載した本艦にご来艦下さり、乗組員一同光栄に思います。米海軍艦隊の盾と呼ばれる本艦は、最新鋭タイコンデロガ級第７番艦です。海軍戦力の至高性を追及して設計されたこの級の巡洋艦は世界のどの海軍艦艇と比べても、最先端の対空及び水上攻撃能力を備えています。イージス巡洋艦は、21世紀を迎えても、空母戦闘群を護ることができる、と米海軍は考えています。
艦内を見学される内に皆様は、この画期的な(原文では"の"の誤植)艦艇のデザインや構造に驚かれるでしょう。イージス戦闘システムの素晴しさはさて置き、本艦に使用された鋼材は自動車4,000台分、アルミニウムはジュースのカン2,600万個分、使用している電線は合計320キロメートル、そして搭載燃料は自家用車なら4,000万キロメートル走れる量になります。
然し乍ら、ご来艦中は乗組員に目を向けてください。乗組員は、南北戦争に由来する艦銘を誇りとし、各々の職域で技量を磨き各種の機器を操作し、誠実に任務を実行する正に現代の英雄であり、且つプロの集団です。
本日は、モービルベイにご来艦下さり、本当にありがとうございます。”自由の旗艦”をモットーとする本艦をごゆっくり見学してください。