2324.歩いて帰った記録.記録簿.千明@横須賀


23:24 材木座海岸逗子側の外れ


横須賀まで19Km。
やった、と思ったのだが。
お〜、横須賀まで19Kmの案内板(逗子まで5Km)が出てきた。もうこれは着いたも同然ではないだろうか。
と、思った矢先、134号と追従していた歩道が無くなってしまった。
しまった!材木座海岸から逗子海岸に抜ける道は自動車専用道路であった事を忘れていた。
その為、小坪を抜けて行かねばならなくなった。
生まれてこの方、逗子と鎌倉の間は何百回となく行き来していたが、小坪を廻った事は、今の今迄一回もない。
道なりに行けば行けない事は無いのだが、かなり入り組んでいるようなので無駄な回り道をしてしまいそうだ。
時間が時間だけに人通りも少なく、道を尋ねようにもなかなか難しかった。
途中、人だかりが見えてきたが、ハーレの周りで「くさり」をじゃらじゃらしている様だったので、これはやばいかなと思ったが、その中の一人と目があってしまった。
え〜、こうなったら先に仕掛けるが勝ちだと思い、ちょっと大きめな声で「すみません。逗子に抜けたいのですが、どう行けばいいでしょうか?」ときっぱりと尋ねた。
しかし、反応は意外にも丁寧で、「終バスに乗り遅れたんですか…」と言いながら道を教えてくれた。
しかも、道を教えてくれた後に私の顔を見ながら「なんだか相当疲れていませんか?良かったら、のっけていきますよ。」とまで行ってくれた。
意外にも優しい人達だったので、最初に見かけで避けようとした自分が恥ずかしかった。
せっかくの申し出であったが、訳を説明し、逗子に向けてその場を去った。
疲労を指摘された時は、正直言って自分自身にも相当の疲労感はあった。

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